ダイエットを空腹感や満腹感という感覚の面から研究しているのが、名古屋大学総合保健体育科学センターの近藤孝晴教授らのグループです。 近藤教授らは、女子大生に協力してもらい、コーヒーが人間の感覚に与える影響の実験を行っています。
空腹感に関する実験は、「自覚症状を時間経過で克明に確認する」という方法で行われました。
その結果、食前にコーヒーを飲むと空腹感が抑えられるという結果が得られました。食前にコーヒーを飲んだ場合のほうが、食事の直後から継続して空腹感が抑えられていることがわかります。
また、この実験では、食事と飲み物との様々なかかわりについて調べられ、次のような結果も得られています。
・コーヒーには眠気や疲労感を抑えることのほかに、意欲や便意を強くする効果があった。
・食前のコーヒーは空腹感のほか、眠気、疲労感、便意を抑えた。
食前か食後か、コーヒーを飲むタイミングを工夫することによって、より大きな効果が期待できそうです
ダイエットで便秘にならないために
「ダイエットをはじめると、お通じが悪くなっちゃって・・・・」 という経験を持つ人って実は多いのではないでしょうか。 食事の量を制限すると、当然その分、便の量も少なくなります。 ダイエットをするときは、極端な食事制限をしない、食物繊維を多く摂るなど、便秘の予防も同時に考えましょう。
熊本大学大学院教育学研究科の金沢文子助教授のグループは、コーヒーを飲む習慣と排便の回数の関係について調べています。
この調査では、19〜22歳の女性46人に協力してもらい、「7日間連続でコーヒーを飲んだ週」と「まったく飲まない週」の排便回数を比べました。
この結果、コーヒーを飲んだ週のほうが排便回数が多いことがわかりました。 さらに、コーヒーを飲まない週に排便が少ないという人は、1日2杯以上飲むと、排便が特に改善されるという結果が出ています。
コーヒーを飲む習慣が腸の動きをよくして、便秘の解消に役立っていたのですね。
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